鹿児島県垂水市は、黄ボラ土が産出地として知られています。
その中でも特に良質な黄ボラ土に独自の加工を施した「さつま土」。
この良質な黄ボラ土は、弊社の採掘場(鹿児島県垂水市新城)近郊からしか採れない貴重な土です。
さつま土は各種の施設園芸・特に東洋蘭愛好家の間では著名なブランド。
以前お仕事でお会いした、東洋蘭を多く撮影するプロ・カメラマンには「蘭の名作者のほとんどがさつま土を使っていた」と言っていただきました。
さつま土は軽石、風化軽石、赤土、砂が各4分の1ぐらいずつで構成され、とくに風化軽石は鹿沼土とほぼ同様の特性があり、この風化軽石と赤土とで保水性抜群で混合するなどのわずらわしさも不要であり、しかも深層地より採取し尚高熱風で乾燥したもので雑草の種等の混入も殆ど見受けません。
下の成分表のように、さつま土は二酸化ケイ素が非常に多く含まれています。
多量に含まれる二酸化ケイ素は、植物の根腐れ防止につながります。
※成分表のうち、さつま土部分のみ掲載
(単位:mass%)
原料となる黄ボラを採掘し、袋に詰めれば出荷できるというわけではありません。
創業以来積み重ねてきたノウハウを盛り込んだ、熱風処理・選別・不純物除去など各種工程を経て、やっと皆様にご利用いただける「さつま土」ができあがります。
手間と時間がかかりますが、良質な土づくりには欠かせないこと。
さつま土は、「植物にとって最上の土」であり、「利用者にとって頼りになる土」であるために、すべての工程で妥協しません。
さつま土は4種類の大きさがあり、用途に応じて組み合わせることができます。